8月 17
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大沼建築 技能五輪

大会参加の目的

2011年は、忘れもしない東日本大震災が発生しました。
東日本大震災の復興に伴い震災バブルの影響で職人不足が続いています。

また、2020年には東京オリンピックが開催されることにより、今以上に職人不足が問題になってくるのではないでしょうか。  

私の仕事は建築業・大工です。工業高校の建築科を卒業して18歳の時に、(株)市村工務店の住宅部 (株)丸健に弟子入りをしました。
まったくの素人から何とか一人前の大工としてやっていけるようになったのは、すべて先輩棟梁のおかげです。

実際に木を削り、組立てる仕事をしながら先人達の技や知恵を学んできましたが、そこで教えられたことはそれまで学校で教わったものとはまるで違うものでした。  
大工は手の仕事です。頭で考えるだけでは、建物を造ることはできません。修行時代は、社寺建築・茶室・数寄屋・和風・洋風住宅など様々な建物を経験させてもらいました。
その他、大工以外の仕事もさせられることにより人間としていろんなことを教えていただきました。そんな下積み時代を経て墨付けを任せてもらい一人前の棟梁までになりました。

昔は、おかかえ大工がいる時代から40数年前ハウスメーカーが誕生して、どんどん建築も変わってきました。 そして、プレカットが登場して、いつの間にか墨つけをできる大工さんが減り質の低下につながっています。私は、職人として全てを先輩棟梁から学びました。職人には、職人を育てるための独自の教育法があるのです。私が、棟梁の仕事につくようになった時、自分の弟子達に多くの経験をさせ、体を使ってしみこませた記憶を伝えました。近頃は全てが思考優先の時代です。人の生き方も、学校の教育も頭で考えることを優先するあまり、肉体を持つ人間としてのあり方を疎かにするような事態が起きているように思います。  

大工は1本1本違った性質を持つ木を扱います。どれも同じ木はありません。それぞれの木の癖を読み、それを生かすのが仕事です。この考え方は、人間にも当てはまります。人間も木と同じく1人として同じ人はいないのです。徒弟制度には、個人対個人が持つ良さがあり、木の癖を見抜き、それを生かす職人の心構えと同じものが弟子の教育に働いています。  

私は、20年前から社員の中で、「技能五輪へ挑戦したい」という人にチャンスを与えています。
経験年数は、少なくても夢や目標を持って技能五輪や技能士に挑戦している若者は輝いています。

 夢があれば人間は何とか頑張れるものです。 

もし、個人でも、企業でも、将来のなりたい姿がなかったらどうなるでしょうか。
本当に心底やる気になるでしょうか。そんなやる気のある人材を国や県・企業や地域などみんなで育てていかなければ、いなくなってしまいます。

今、日本人の持つ「ものづくり」が大切な時代になってきています。
現在20代~40代の大工は、業界全体で18%しかいません。これからも地域の建物を守っていくためにも人材育成が急務となっています。

大沼建築 技能五輪 若林選手 昨年、弊社で7度目の技能五輪全国大会出場で社員の若林が見事金賞を受賞しました。

これからも建築に携わる1人として、恩返しのつもりで、使命感を持って「技能の匠」、誇れる職人を育て続けるために、今後も技能五輪に挑戦させ、技能者の育成に貢献できればと思っています。

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